今回は、赤塚植物園で見かけた早春の草花編です。一番見たかった花は、雪割草です。昨
日書いた通り、雪割草も以前よりその数が減ってしまいました。これもちょっと残念でし
た。逆にシュンランは、見やすい場所に植え替えられたのか、微妙に場所が移動されていて
写真を撮るには以前より撮りやすかった。カタクリも咲いていましたが、見かけたのは、一
輪だけです。これをみるとちょっとさみしい。三毳山のような自生地の大群落を見てみたく
なりました。他にも見かけた花は、手当たり次第に撮影しました。
最後の写真は、オギザリスですが、これは、帰り際に松月院別院で撮影したものです。暑
さ寒さも彼岸までと言われますが、いよいよ本格的な桜のシーズン、開花予想が少しだけ遅
れてしまっているようです。
約一か月ぶりに赤塚植物園へ行ってみました。印象としては、花の種類がだいぶ増えてき
ました。約2時間ほど撮影しましたが、今回は、木の花をアップします。
赤塚植物園の印象は、この10年ほどでだいぶ変わりました。管理の仕方が変わったのか、
パッと見以前より、きれいに管理が行き届いているように見えます。ですが、一つ一つの植
物を観察すると微妙に「痩せて」来ているように感じます。以前は、雑草は現在よりも多
かったのですが、植物の生き生き感がありました。植物を展示する場所なので、管理方法は
それなりに難しいのであろうことは想像できますが、ちょっと残念な感じがします。管理棟
を建て替えたり、通路を歩きやすくしたりと努力はよくわかるのですが・・・
ちょっと愚痴っぽく書いてしまいましたが、ハクレンやサンシュユなど、おなじみの花ば
かりですが、種類が増えるとやはり嬉しい気分です。ソメイヨシノの開花ももうすぐです。
私が、花手水を知ったのは、コロナ禍になってからです。これは、コロナ禍で、手水舎で
行われる清めを出来ないようにするために始まったのだと思いました。なんと素晴らしいア
イデアだろうと感心したのですが、それは誤解だったようです。ネットでその始まりを調べ
てみると京都府長岡京市の楊谷寺で2017年に季節の花を手水舎に浮かべたら、それが評判
となって全国の神社仏閣で行われるようになっていったのだそうです。SNS映えであれば
豪華絢爛なものほど評判になりそうです。この1週間で見かけた花手水です。一方は豪華絢
爛、そしてもう一方は、わびさび的な雰囲気を感じました。
椿の花一輪だけの手水舎、ちょっとさみしくも感じますが、美しさという意味では豪華絢
爛に負けないものを感じました。
自然が創り出す造形に見とれてしまう瞬間があります。今回は凍った水たまりでした。そ
の文様は、抽象画のようにも見えます。なんというか、アプリオリな図形というか、人間の
意思が全く介在しない、物理的原理に基づく美しいパターンです。これに目が行くと次々と
形が面白いものに目移りしていく。しばらくの時間、地面を見ながらそうした造形を探して
しまった。大自然の中に入り込むと、時々、入り込む迷路のようなものです。
最後にちょっとお口直し的な写真を貼ることにします。ヨシ焼とは無関係ない土手には、
いち早く春が訪れていました。
渡良瀬遊水地から川口市の安行へ向かう途中、久喜市の青毛堀川沿いの河津桜を見るため
に、ちょっとだけ立ち寄りました。鷲宮神社付近から歩けば、その桜並木をゆっくり見るこ
とが出来るのですが、安行へ向かう途中ということもあって、久喜駅近くのこの並木の末端
部分だけ歩きました。今年の河津桜は、例年より早めに開花しました。開花からしばらく
たっていますので、散り始めぐらいになっているかなと予想して行ったのですが、あにはか
らんや花の状態は、とてもきれいでした。開花してから気温の下がった日が多く、綺麗な状
態が長持ちしているのでしょう。ちょっとラッキーな感じで、嬉しかった。
川沿いをゆっくり撮影して、そろそろUターンして帰ろうかと思ったとき、背中にムズム
ズ、視線を感じました。目を凝らして周りを良く見ると、木の枝にまるで豹のように腹ばい
に横たわった美猫がこちらをじっと見ていたのでした。それにしてもとても美しい顔立ちの
ネコちゃんでした。