野焼きの煙と火山の噴煙と
以前、ゴルフをやっていた時代に、渡良瀬遊水地の中にある古河ゴルフリンクスというコースでプレーした時
、その日が、野焼きの日であるとは、全然知らずに行ったことがあります。スタート中に、野焼きが始まり、あ
ちこちから火の手が上がりました。コースのすぐ近くも燃やされて、間近に野焼きを見ることが出来ました。今
回、それ以来の野焼きとの遭遇でした。午後、米塚周辺が野焼きされると言う情報があって、行くことになった
のです・・・Moreへ
渡良瀬遊水地の野焼きも、結構規模が大きいですが、阿蘇の野焼きは、比べることができないほど、スケ
ールが大きい。イメージとしては、山全体を燃やしてしまう感じです。
写真撮影もそこそこに私は、望遠レンズを通して、目の前で展開されている光景に見とれてしまった。写真
を撮るために間近に行ってしまう気持ちもなんとなくわかります。
もうひょっとしたら、二度と見ることができないかもしれない。火の国とは、よく行ったものだ。前日の夜の火
祭といい、今回は、本当に絶妙なタイミングで熊本に来たことになる。
そして、そのチャンスを全てものにした感じだ。なんと素晴らしいツアーだろう。これも、この企画を立ててく
ださったF本さんを始め、皆さんのおかげ、切掛を作ってくださった深縹さんや斉藤先生のおかげです。感
謝しきれないほど、お世話になってしまいました。
こういう黒焦げの米塚は、今の時期しか見ることはできません。6月頃にはこれが見事なほど青々として
いるのです。
唯一、計算違いといえば、中岳の火口に行けなかったこと。火山活動が活発化していたため、入山規制が
かかっていたのです。
草千里までは行けましたので、望遠で狙ってみました。これも、逆に考えれば、こういう光景は、めったに見
られない。この後、熊本空港で斉藤先生の講評会があって、皆さんの作品をそれぞれ1枚だけですが、見る
事が出来ました。
E-P5 E-M1
そして、ラストの作品で
この国は生きているのだな、と実感です。
災いも多いけど、これを福にしなければ。
素晴らしいバス旅行です。
今回ほど、火の国という言葉の訳を実感できる旅はなかったと思い
ます。考えてみれば、野焼きの日は、新しい命のための火ですよね。
そんなエネルギーを注入してもらったような気がします。
全く素晴らしいバスツアーです。マイカーで移動するかのように、その
時時の情報でフレシキブルに行程を変更していきます。こんなツアー
、もう二度とできないでしょう。