nama3の気ままに雑記

冬山の思い出

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冬の杓子岳に登った時のことである。その年は雪が多く、ベースキャンプを張る樺平に
着くまでに予定より1日多い、2日をかけてようやく登りついた。苦しいラッセルであっ
た。そこからは、比較的順調に雪稜を登攀し、新年を迎えることができた。そして、下
山である。下山も荷物が重く、かなり苦労した記憶がある。そんな時、後ろから山スキ
ーを履いた一団が、サーっと滑り降りてきた。地元大町の山岳会パーティーであった。
「お先に―!」という声だけを残して、あっという間に視界から消えていった。我々が
1日かけて下るところをわずか数時間で下ってしまう。何ともうらやましく格好良く見
えたものだ。今、バックカントリースキーというのが静かなブームになっているらしい
。今年の冬、このバックカントリースキー中の遭難事故が、多く報道されている。スキ
ー場のゲレンデではなく、コース外の斜面やルートを滑ることは、気持ちいいのだろう
な。その気持ちは、よくわかります。でも考えてみれば、これは、一種の冬山登山でも
あると思うのです。ですから、当然、それなりの心構えと装備が必要なのではないでし
ょうか。今から約40年前の杓子登山でみたあのパーティーの勇姿が、この遭難のニュー
スで、突然よみがえったのでした。

写真と文章は、全く無関係です。明日は、関東地方も積雪がありそうです。
by nama3_kitano | 2015-01-29 18:49 | その他 | Comments(0)