nama3の気ままに雑記

願はくは花の下にて

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桜は、古くから日本人に愛されてきた花です。表題は西行の和歌の出だしです。西行の時代は、桜
と言えば山桜、それも吉野の桜でしょうか。現代では、メインになっているがソメイヨシノです。ソメイ
ヨシノは、接ぎ木で増やされた桜で、花は大変美しいですが、ひ弱なイメージがあります。その為か
その散り際もひときわはかなさを感じます。2011年の東日本大震災以降、福島の一本桜をめぐる
ようになりました。そして、そこで出会った数々の桜から、それまで桜に持っていた自分の中のそうし
た儚いイメージが根底から覆えさせられました。
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福島に限らず、樹齢数百年という一本桜は、日本人の生活と深くかかわってきました。木の根元に
は、大抵、祠があったりお墓があったりします。種まき桜などの名称からもそれが、よくわかります。
そして、その太い幹や人間でいえば深いしわのような樹皮などに、凄い力強さ、逞しさを感じます。
その幹にそっと触れると力を分けてもらえるような気分にもなります。
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桜は、はかないのではなく、逞しく力強いのです。樹齢400年、500年、800年、1000年といった
気の遠くなるような長い時間には、色々な苦難があったでしょう。でもそんな苦難など微塵も感じさ
せず今年も美しい花を咲かせました。震災の復興はまだ道半ばです。熊本では、今この時も地震
で多くの方が苦しんでおられます。でも、この、今年も力強く咲いたこれらの一本桜を見ているとど
んな風雪も必ずや乗り越えられる。そんな声が聞こえて来るような気がします。

※1枚目 天神桜 2枚目 東和祭田の桜 3枚目 合戦場のしだれ桜
by nama3_kitano | 2016-04-26 22:09 | その他 | Comments(0)