nama3の気ままに雑記

深い霧

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登山に熱中していた時代、ある山の会に所属していました。その会の名前が「赤い霧」と言いました。
四季という名前の山岳会でしたが、剣岳での岩登り合宿中、日本海に沈む夕日が、折から湧きでた霧
を赤く染め、その光景が素晴らしく、会の名称を変えたそうです。そんなことをふと思い出させる深い霧
でした。霧が織りなす風景は、特に日本人が好む「あいまい」が、霧の省略効果でよく出ます。風景写
真で被写体として好まれるのは、そんな理由からでしょうか。
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もともと小田代ヶ原は、霧の出やすい場所。ここではよく霧に覆われた風景に出会います。ここの霧は、
風のないよく晴れた日の朝によく出ます。所謂、放射冷却による霧です。私も何回も見、写真にも撮りま
した。でも今回の霧は、ここで出会ったこれまでの霧と明らかに違います。霧の層が厚く、ここでよく見る
霧の「軽さ」がありません。すごく重たいイメージがするのです。
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写真は、時系列で並べていますので、写真の「青み」がだんだんなくなって、グレーになるのが見て取れ
ると思います。理由は一つ、それは、日の出の時間を過ぎて、この厚い霧の層の上に太陽があって、ど
んどん登り始めたからです。そして、霧の一角がだんだん明るくなり、ついに
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霧の中に見えたまぶしくない太陽です。太陽と霧のせめぎあい、それが今回この小田代で、見ることが
できた壮大なドラマでした。つつきます。
by nama3_kitano | 2016-05-17 00:01 | 自然 | Comments(0)