「落ち葉の美学」の今は?
落ち葉の美学は、自分にとっては、撮影の重要なテーマのひとつです。今から5,6年前の12月、雑草園で撮った
写真から始まったのでした。晩秋から初冬にかけて、風景写真として、艶やかな落ち葉は撮影の対象になって、
美しい写真が、雑誌や本、Web上で発表されます。自分も、そういう艶やかできれいな落ち葉写真を撮るのが大
好きで、良く被写体にもします。ただ、自分の場合は、そこで終わりません。このテーマ、12月から始まったこ
とから想像つくかもしれませんが、落ち葉に艶やかさがなくなって、朽ち果てるまで、追いかけます。そしてこ
の朽ち果てる過程にこそ美学を感じられるように思っています。
落ち葉の美学、継続して撮ってきてはいますが、正直、ここ2,3年は、ちょっとマンネリ感が強く、撮影のモチ
ベーションが下がり気味でした。E-M1のバージョンアップがあって、新たに深度合成モードが搭載されて、「こ
れで落ち葉を撮ろう」と気持ちをちょっと入れ替えました。でも実際に深度合成で落ち葉を撮り始めたのは、昨
年秋からです。そして、この機能が、落ち葉撮影に非常に有効であることを実感しています。撮った落ち葉写真、
ゴミゼロクラブ写真展で展示したこともありますが、もう少し撮りためて、発表する機会を作りたいなあなんて
考えています。
写真は、13日、出勤前に撮った落ち葉です。勿論、手持ちで深度合成しています。