20年ほど前、この植物園の近くに住んでいたこともあって、この植物園は当時は子供を連れて
の散歩コースの一つでした。さいたまに引っ越し、写真を本格的に撮り始めてからは、写真撮影
のフィールドとして、定期的に訪れるようになりました。要するに大好きな場所です。その赤塚
植物園、以前より痩せてきたと感じています。自分が3,4年前からここへ来る頻度が少なくなっ
て、変化に敏感過ぎるのかもしれません。季節季節の花を見られることに変わりはありませんが
例えば、昨日のヒメコバンソウとタンポポの写真やこのチガヤの穂がドクダミの花にまとわりつ
いたシーンなどは、普通の植物園ではなかなか見ることが出来ないのですが、こういうシーンが
非常に少なくなってしまった。痩せたと感じるのはそういうことです。そこがちょっと残念と感
じています。でも、考えてみればそういうふうに思うのは少数派でしょうね。
この植物園の美点は、コンパクトな凝縮感。斜面に作られていることによる植物観察のし易さ
他には、痩せてきたと言ってもまだまだ残る武蔵野の豊かさなどを手軽に味わえることです。植
物だけでなく、野鳥や昆虫のオアシスでもあります。痩せたと感じる部分はちょっと心配ですが
これからも大事なフィールドであり続けるでしょう。板橋区さん、ありがとうです。