nama3の気ままに雑記

ちょっとだけ山岳写真考

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 2日目の早朝、白馬岳頂上方向へ登り始めて1時間、日の出直後の時間ですが、大きなカ
メラで撮影中の写真家さんと遭遇しました。8×10のカメラで撮影しているところは山では
初めて見たかな。そんなこともあって、そのカッコよさについつい言葉をかけてしまいまし
た。かぶり布から、こぼれるような笑顔が出てきました。「おはようございます。そのカメ
ラは、8×10ですか?」「はいそうです」「すごいですね。撮影中の所を撮ってもかまいませ
んか」「はい、どうぞ」と再びかぶり布をかぶって撮影を始めました。その後、少しだけ立
ち話をしましたが、機材だけでも20キロ以上、それを担ぎ上げての撮影は、半端な気持ちで
はできません。年齢も20代と若い。頑張ってほしいものです。
 
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 かつて、4×5のカメラで撮影中の巨匠山岳写真家に遭遇したことがありますが、助手が4,
5名居たと記憶しています。撮影機材だけでも50キロくらいあるとおっしゃっていました。
やはり巨匠は違うとその時思いました。大判カメラで眼前に展開する大パノラマを鷲掴みす
るような山岳写真が、山岳写真では主流なのかなと思います。個人的には、大自然が見せる
様々な表情を、その瞬間をしっかり捉えた写真の方が好きです。そんなこともあって、35㎜
で撮影された写真の方が好きな写真が多かった。写真家で言えば、水越武さんや新妻嘉永さ
んの写真です。大自然が見せる一瞬の表情がしっかりとらえられていて、山に良く登ってい
る人なら、そこから感じる臨場感がビシビシくる、そういう写真です。部屋に飾って美しい
のとはちょっと一線を隔する写真です。
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 いずれにしても山に深くのめり込まなければ撮れない写真、そんな山岳写真が好きだし、
自分も撮ってみたいと思っています。このジャンルにもいろいろな考え方があるし、素晴ら
しい作品(見本になってしまうことが多い)も多いです。その為か、その人なりの写真を確
立することは、容易ではありません。自分には、年齢の関係で、残された時間がどんどん短
くなっています。ですが一方では、何のしがらみもありません。故にマイペースで、ゆっく
りと研鑽に励みたいと思います。

by nama3_kitano | 2017-08-14 00:01 | 写真 | Comments(0)