nama3の気ままに雑記

カテゴリ:山( 130 )

霧の小田代ヶ原

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6月~11月中旬の土日の早朝は、多くのカメラマンが小田代ヶ原に集まります。理由は、
ひとつは、赤沼駐車場発の早朝バス(4時半発。夏は4時発)があること、もう一つは、こ
こ小田代ヶ原は、晴天になると朝霧が発生しやすいことです。霧は、風景を抽象化して、
幻想的な雰囲気を作り出す最高の舞台装置です。ここに集まるほとんどのカメラマンは、
それを狙ってやってくるのです。ですから、霧が消えると同時にほとんどのカメラマンも
どこかへ消えてしまいます。霧が出ない日は、何も撮らずに帰ってしまう姿をよく見かけ
ます。


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霧は日の出のときだけではなく、実は日没のときにも発生することがあります。でも日没
時は、ほとんど人がいません。朝ほど頻度が多くないことや、帰りは夜道を歩かなければ
なりませんからね。自分も立ち会ったのは1度だけです。
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霧の風景は自分も大好きです。特に小田代ヶ原のような場所では、大気の動きを霧が可視
化してくれます。霧が創り出す紋様が無風状態にもかかわ和らず刻々と変化します。特に
早朝、陽が昇ると活発になります。これを見ているだけでも楽しい。今年は、ここへ来る
回数が非常に少なかった。もう一回くらいは来ようと考えています。
 ※今回の奥日光、これで終わりとします。長々とお付き合いくださいましてありがとう
ございました。

by nama3_kitano | 2017-10-16 00:01 | | Comments(0)

あの白樺だけじゃない

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小田代ヶ原と言えば、貴婦人と呼ばれる白樺の木、朝霧に包まれた幻想的な風景、朝焼け
の風景等々がすぐに思い浮かびます。それだけ手垢の付いた風景と言えなくもありません.
ですが、それでも、ここへ呼び寄せられてしまいます。ここの魅力は手垢がついていも落
ちません。季節によって、天候によって、時間によって様々な表情を感じることができます
。霧の動きは、この小田代ヶ原の空気の動きであるし、色彩の変化は、天候や季節の動きで
す。普段あまり意識しない、そうした自然の動きを目で見、肌で感じることができる。そん
なところが好きです。
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そして、そのシンボルツリーが白樺の木です。「貴婦人」という俗称は、本当に俗で、こ
の樹から感じられる気品がこの言葉にはありません。ですから自分的には、この貴婦人とい
う俗称は、封印しています。白樺でいえば、カラマツ林の隣に美しい林があるし、戦場ヶ原
の中では、高山の登山道横に本当に美しい白樺林があります。それから、カラマツも忘れて
はいけません。特にこれからのカラマツの紅葉は、格別です。
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そんな白樺やカラマツも良いですが、個人的は、やはり、戦場ヶ原に来る切っ掛けと作っ
てくれたズミの木です。日光戦場ヶ原は、日本でも有数のズミの群生地です。特に光徳沼周
辺は、凄い密度で生えています。6月初旬の花の時期は、戦場ヶ原全体がその甘い香りに包ま
れるほどです。それともう一つ、小田代ヶ原を覆う草たちです。ホシザキシモツケくらいし
か草の名前は出てきませんが、これに早朝は霜がついたりして、得も言われぬ美しさとなり
ます。特にそれがこれから雪の来る12月ごろまでの一番の楽しみです。

by nama3_kitano | 2017-10-12 00:01 | | Comments(0)

緑の絨毯 ハイマツ帯

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 北アルプスや南アルプスの高山に登るとある一定の高さに森林限界があります。それ以
上高い所は、立木が生えることのできません。でも、日本の山の植生は素晴らしく森林限
界より上にもこのハイマツが生えています。登っていてハイマツ帯に辿り着くと急に視界
が広がり、高いところまで登ってきたことを実感します。このハイマツを初めて見たのは、
今から45年ほど前、初めて単独で登った山=金峰山ででした。奥秩父山系の一番西に聳え
る山で、標高は、2,595メートルあって、その頂上付近がハイマツに覆われていました。
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 今回の白馬は、栂池から上りましたので、乗鞍山の頂上付近からハイマツ帯となりまし
た。そして、雨だった天候が急回復して青空が広がりました。まるで歓迎されているかの
ような天候でした。雨上がりのためか、ハイマツの緑がより一層瑞々しく鮮やかに見えま
した。空の青とのコントラストも美しく、しばし見とれるほどでした。翌日の昼には、完
全にガスに覆われて、この緑の絨毯が見られなくなってしまったのは非常に残念でした。
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 でも、この緑の絨毯を住処とするこの子には会えました。3,4羽いたでしょうか。写真
のこの子は、自分に気づいていると思いますが、2メートルくらいの距離まで近づいてき
ました。
 今回で白馬岳関連のはなしを終わりとします。ながながとお付き合いくださいまして、
ありがとうございました。

by nama3_kitano | 2017-08-20 00:01 | | Comments(0)

花の山 白馬岳3

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 白馬岳の稜線付近や大雪渓の上部で撮った花の写真は、今回で最後になると思います。
振り返って、今回は、定番高山植物をあまり撮っていませんでした。シナノキンバイ、ミ
ヤマダイモンジソウ、チングルマ、タテヤマリンドウといった花です。稜線では、確かに
たくさん見かけましたが、「あとでいいや」が結局撮らないままに下山してしまった感じ
です。行動中に見かけた場合は、とりあえず撮っておくことが大事なのだなあと改めて感
じました。
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花の名前ですが、分かっている分だけ書いておきたいと思います。もし間違っていたら
ご指摘ください。よろしくお願いします。1枚目ウサギギク、2枚目ゴゼンタチバナ、3枚
目イワベンケイ、4枚目?5枚目ミヤマオダマキ、6枚目コマクサです。あと一回で最後に
します。

by nama3_kitano | 2017-08-18 00:01 | | Comments(0)

白馬大雪渓

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 白馬岳大雪渓は、一般登山道の雪渓としては最大規模の雪渓です。これまで2回ほどここ
を登って白馬岳に登頂しました。今回は、栂池高原から登って、大雪渓を下山ルートとして
使いました。三十数年前と一番の違いは、登山者の足元ではないかと思いました。それは、
アイゼンです。殆どの登山者がアイゼンを付けて登下山していました。自分は、夏山でアイ
ゼンを付けたことがありません。アイゼンはピッケルとコンビネーションで使うものと教わ
りましたし、剣の岩登りの際は、三の窓や平蔵谷など急峻な雪渓でもアイゼンなしで登るこ
とを訓練されました。白馬大雪渓は、上部に小雪渓がある時のその小雪渓を除いて滑落の危
険性はそんなにないと思っています。ここでなにより怖いのは落石です。
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 特に頂上に向かって左側=杓子岳の斜面は、常に崩落していて、大きな落石が頻繁におき
ています。大雨が降った時や融雪に伴った落石は、常に起きると思っていた方が間違いあり
ません。故にここを登るときは、休まないで登ることと杓子岳側に、常に注意を払うことで
す。また、落石の音がしたら必ずその方向をよく見ることです。それぐらいしか対策が思い
浮かびません。ヘルメットをかぶって登られる方も増えていますが、落石にたいしては気休
め程度と考える方が無難かなと思います。
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 今回、初めて下りで使いました。上部の小雪渓は消えていましたので大雪渓の通りました
。荷物が軽ければ滑って下りたいところですが、ザックは、20キロ以上の重さがありました
のでゆっくり下りました(2回ほど尻もちを搗きました)。そして白馬尻の雪渓末端について
「アイゼンがあった方が良かったかな」とも思いました。それは、そこから猿倉までの約1時
間が、地獄でした。膝ががくがくして踏み出す一歩一歩が大変だったのです。アイゼンを付
けていれば膝への負担は軽減されたのではないかと思ったのです。

by nama3_kitano | 2017-08-15 00:01 | | Comments(3)

白馬岳へ

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 9日から2泊3日で北アルプス白馬岳へ行っていました。当初は、3日から6日の予定で考え
ていましたが、迷走していた台風5号のことが気になって9日から12日へ変更しました。今か
ら思えば、変更しなかった方が良かった。それほど台風の動きが想像以上に遅かったからで
す。9日は小雨の中を登り始め、最初のピーク乗鞍岳あたりから晴れ始め、夕方には、完全
な快晴状態となりました。そのまま、台風一過の天気を期待したのですが・・
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 山の天気は変わりやすい。2日目の昼には完全にガスに覆われ、その夜には本降りの雨と
なってしまいました。山小屋の人に最新の天気予報を教えてもらいましたが、どうも2,3日
晴れる見込みがない。白馬岳周辺での写真撮影が主な目的でしたので、何も見えない以上は
予定の12日まで留まる意味がない。そういう訳で、11日に潔く下山することにしました。
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 持って行った三脚は筋トレ用にしか役立たず、食料も残りましたし、雨でテントも重くな
って、下山時も荷物が重い。計画していた撮影は殆ど出来ない山行となってしまいました。
昨年に続き、夏山での撮影はうまくいきませんでした。という訳(?)でブログ、再開しま
す。※写真は、1枚目が白馬岳です。杓子岳は白馬槍ヶ岳と重なって写っています。一番左
の双耳峰が鹿島槍ヶ岳。2枚目は、高山植物の女王コマクサ。3枚目は下山ルートに使った大
雪渓の上部です。

by nama3_kitano | 2017-08-13 10:12 | | Comments(0)

朝の光の中で 小田代ヶ原

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7時半過ぎ、ほとんどのカメラマンさん達が撤収しましたので、これからは貸し切りの時間です。
小田代ヶ原西側に付けられた木道へ移動しました。こちらから見ると登ったばかりの太陽が右正
面から、小田代ヶ原を照らしています。その逆光の光が、溶けたばかりの霜をきらきら光らせてと
てもきれいです。レンズをレフレックスに換えて撮影しました。モノがものとしてはっきり写り過ぎな
いレフレックスレンズは、こういうシーンではいつも活躍してくれます。
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いつも被写体としているズミの樹も背景に、キラキラ水滴を光らせたカラマツがあって、霧に包
まれた時とは全く違う、華やかな雰囲気に包まれています。そう、この水滴キラキラは、自然が
作り出したイルミネーションのようでもあります。
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さらに木道を奥に進むと枯れ木と薄がハッとするような演出をしてくれました。しばらく木道に
しゃがみ込んで、カメラを左右に振って、いろいろなシーンを切り取りました。自分では、多くの皆
さんが引き揚げた後のこの時間をダメ押しタイムと呼んでいますが、メインイベントの時間より時
には印象に残る写真を撮ることが多いのです。
by nama3_kitano | 2016-11-10 00:01 | | Comments(0)

朝はドラマチック 光射す小田代ヶ原

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 朝陽が小田代ヶ原に差し込み、次々に樹々照らし出していくシーンは、言葉にできないほど美しい。
息を飲むシーンとは、こう言うことなのだろう。この写真を撮っている位置は、林道横の斜面です。朝
の光は向かって右斜め後方から差し込みます。この光が照らし出す樹々を撮影するポイントとしては
、ベストな位置である思います。いつもの位置では、逆光が強すぎて、こうはいきません。
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目を白樺の木から右や左に転ずれば、霜に覆われて真っ白になっているカラマツは、銀色に、葉っぱ
が残っているカラマツは、金色に穂先から徐々に輝きだします。もう、このシーンを見ただけで寒い中
を待っていた甲斐があるというものです。写真の出来はともかくとして、満足感いっぱいの気分になり
ます。
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でも、そんな時間は、日の出前後の30分です。7時を過ぎると周りのカメラマンがどんどん撤収し始
めます。自分はもともと貧乏性、そんなに早く撤収するのはもったいないと思ってしまうのです。そん
なことでこの斜面でもこの日最後まで粘っている人になりました。木道に陣取っていたカメラマンさん
たちも、9割がた引き上げたようなので、この後、西側の木道へ移動することにしました。
by nama3_kitano | 2016-11-09 00:01 | | Comments(0)

小田代ヶ原のシンボル

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この光の当たり方は初めて見ました。本日のメインイベントの始まりという感じです。隣でおしゃべりばかり
していた地元のカメラマンさんたちも完全に無言でシャッターを切りまくりはじめました。美しい、それ以外の
言葉が浮かびません。この白樺の樹が小田代ヶ原のシンボルであることを改めて思い知らされた瞬間です。
いつもは、ズミの方へ気がいってしまうのですが、今回は、しっかり白樺と向き合うことが出来ました。おまけ
でしょうか、カラマツのてっぺんには、タカが止まって、更にドラマを盛り上げてくれました。
by nama3_kitano | 2016-11-08 00:01 | | Comments(0)

朝はドラマチック 小田代ヶ原の夜明け

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始発の早朝バスは、4時半発なので、3時半に出ればバスが小田代ヶ原に着く前に余裕で着ける。
そんな計算で出発しました。でもなんと4時発の臨時便があったらしく、バスの方がタッチの差で早か
った。みんなが目指すのは、小田代ヶ原の西側につけられた木道です。今回そちらにはいきません。
先客が2人しかいない場所に余裕で陣取りました。夜明けまで2時間近くある。何もしないわけにもい
かず、星空を撮ることにしました。樹木をわざと入れて撮影しています。
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そうこうしているうちに、明るくなり始めたので、通常撮影のモードに切換えました。快晴で放射冷却
か、冷え込みました。三脚やザックにも霜が付き始めました。足の指先の感覚がなくなります。木道上
でないことが幸い、足踏みして血の巡りを良くし、気になるものからどんどんシャッターを切り始めまし
た。カラマツやズミなど冬枯れした枝先が霜で真っ白です。
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今回は、しっかり向き合おうと考えていたあの白樺の樹にも霜がついています。無風ですが、霧は発
生しないなあなんて、思っていたら、筋状の霧がいつもとは逆の白根山方向からゆっくりと流れ始めま
した。こんな霧は初めてです。
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そして、周辺で最も標高の高い白根山の山腹に朝日が当たり始めました。この光が徐々に小田代ヶ
原に降りてきます。朝の光が創り出すドラマに期待は最高潮です。
by nama3_kitano | 2016-11-07 00:01 | | Comments(0)