nama3の気ままに雑記

花筏のこと

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花筏というとほとんどの場合、桜の花びらが水面に落ちてできるあの事を思い浮かべると思い
ます。今回はその花筏ではなく、植物の花筏にまつわることを書きたいと思います。この植物の
ことを知ったのは、7年くらい前、赤塚植物園ででした。以来、4月下旬の花期になるとこの花を
撮るようになったのでした。5年ほど前、この花をE-PL3で悪戦苦闘しながら撮影していると後か
ら声をかけられました。花のことかなと思ったら、カメラのことで声をかけられたのでした。
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ペンタックスを使い続けてきたが、年を取って機材を重く感じるようになって、最近E-PL3を購
入して、使い始めたとのことでした。赤塚植物園では、良くPENのユーザーを見かけるし、使い方
を熟知している方が多そうと感じていたそうです。「軽くて小さくていいのだけれど、使いずらい
」と正直におっしゃっていました。当時、赤塚植物園花コミュ会に参加していましたので、会への
入会を勧めたりしたのですが、結局、会には入られませんでした。それ以降も見かけるたびに声を
かけてくださったのですが、その後、自分もあまり赤塚へ行かなくなり、疎遠になってしまいまし
た。ブログは時々拝見していたのですが、病状が悪化して入退院を繰り返しているようなことが書
かれていました。そして、昨年7月、とうとう亡くなられれたと伝え聞きました。そんなこともあ
って、写真展を見るために行った赤塚植物園ですが、花筏を撮りたいと強く思っていました。昨年
、花が全然ついてなかったので、心配していましたが、何とか撮れました。そして、あの方のこと
を思い出しながら、心の中で合掌しました。

# by nama3_kitano | 2017-05-08 00:01 | その他 | Comments(0)

一本桜巡礼 上発知の桜

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2017年の一本桜巡礼も最後になるかなと思います。4月30日、星峠の棚田で朝を迎え、ここで
棚田撮影をご一緒くださった皆さんとお別れして、4月のテーマ、一本桜巡礼にひとりもどりま
した。向かった場所は、群馬県沼田市の上発知です。ここは、4年ほど前に、写友のkiyoさん
教えていただいた場所で、以降、毎年来ています。場所は、迦葉山弥勒寺の参道入り口の近く
です。このお寺は、30年以上前から知っていましたが、この入り口にこんな素晴らしい一本桜
があることは、全然知りませんでした。
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周囲には、この桜ほどではないですが、樹齢の高い桜がほかに2本ほどあります。いずれの桜
も墓守の桜です。人の生活と桜が如何に深くかかわってきたかがよくわかります。上発知の桜
は、田んぼと畑の中にぽつんとあるため、尚のこと撮影対象として喜ばれるのでしょう。この
桜の根元で一体のお地蔵さんが、周囲の田んぼを見下ろしています。これがまた、印象を更に
強めているように感じます。
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2枚目(↑)は、もう一本の桜と一緒に撮れるアングルで撮ってみました。民家の青い屋根と
背景の雪をかぶった山がとてもいい雰囲気です。あの山は、上州武尊山でしょうか。武尊もい
つか登ろう登ろうと思いながら登っていない山です。今年こそ何とか登りたいですね。
 4月いっぱい続いた一本桜巡礼、今年はこれでおしまいかな。撮っても撮っても撮りたいない。
やり残し感だけが残ってしまう桜巡礼です。

# by nama3_kitano | 2017-05-07 00:01 | | Comments(0)

棚田の朝 モノクロ遍

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棚田の朝の光や空気の流れを写真に定着することを考えるとカラーよりモノクロの方が良いの
ではないかと思います。物事のより本質的な部分が色情報を取った方が、より鮮明になることが
往々にしてあるからです。今回体験した貴重な朝の情景をモノクロ化してみました。
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霧が風景を抽象化することにかてて加えて色情報をはぎ取ることによって更に深化させてみる。
そんな行為だと思います。あくまで個人的な感想ですが、こういう場面での空気感は、モノクロ
の方が良く感じられます。棚田の谷に太陽の光が差し込むと同時に霧が活発に動く。空気のなが
れが生まれる。それをリアルに感じることが出来ます。
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こうした場面は、望遠レンズで切り取ることが殆どですが、望遠レンズは、圧縮効果があって、
遠近感とか立体感を消してしまう効果があります。モノクロ化することによって、更に水墨画の
ようなイメージを定着させることが、霧の風景では可能です。もちろん、好みというか、自分が
普段から表現したいと思っていることがそれで表せるなら、やってみるべきでしょうね。自分は、
アマチュアなので、アマチュアの特権として、好きなものを好きなように撮るというスタイルで
これまでやってきたし、これからもそういうふうにしかできないと思っています。そして、写真
の幸福を大いに楽しみたい。

 なんか理屈っぽい棚田シリーズになってしまいました。これでこのシリーズを終了としたいと
思います。

# by nama3_kitano | 2017-05-06 05:50 | 写真 | Comments(0)

星峠の棚田 霧の風景

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星峠の棚田は、もともと霧が出やすい場所ということです。自分は、霧の風景が大好きです。
ここ10年ほど通っている奥日光小田代ヶ原も最近通い始めた渡良瀬遊水地も目的の半分くらい
は、霧の風景かもしれません。風景写真を撮るものは、押しなべて霧の風景が好きなのでは、
ないでしょうか。霧が出ない日は、早々に撮影を切り上げて撤収してしまうカメラマンも多い
のです。それは、霧が出ないと「絵」にならないとの判断からでしょう。
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霧は風景を抽象化する。つまり、風景に「ま」をつくる。風景に「あいまい」空間を生み出す
のだと考えます。それが、長い時間をかけて作り上げてきた日本画に代表される様式美ではな
いかと思います。
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自分も含めて、その様式美が、感性の中に入り込んでいる。そのことが、霧の風景を好む背景
にあると思います。この朝は、霧が盛大に出ました。ある意味、最高の条件の中にいたと思われ
ます。そして、今まで自分が見てきた霧との明らかな違いもありました。小田代ヶ原や渡良瀬
遊水地では、霧の中で霧を見る感じなのですが、今回の霧は、霧の状況を俯瞰できる霧なので
す。これは、初めての経験でした。
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こういう日は、日本人が連綿として作り上げてきた様式美に思いっきり浸りましょう。この日
ここに集まったほとんどのカメラマンが感じている筈の様式美にです。そして、夢中でシャッタ
ーを切る幸せに浸りましょう。この日は、そんな星峠の棚田の朝でした。
 もう一回あるかな。

# by nama3_kitano | 2017-05-05 00:01 | 自然 | Comments(0)

夜明けの星峠

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星峠には、夜半に到着しました。驚いたことにすでに多くのカメラマンが陣取ったり撮影して
いたりの状態でした。確かに満天の星空だし、下を見れば、霧が発生し棚田を覆っていることが
、うっすらとですがわかります。到着と同時に皆さんやる気満々、「仕方なく」自分も準備して
ついて行きました。でも本当は、睡魔に襲われていました。数枚撮ったところで、やはり自分は
睡魔に勝てず、三脚だけ残して車に戻りました。
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車でうっつらうっつら、気が付くと3時半です。少しだけ眠ったようで、睡魔は消えていました
ので、自分も参戦することにしました。東の空が、うっすらと赤くなり始めていました。三脚の
場所へ戻ると皆さん元気に撮影中でした。やる気のあるカメラマンは寝ないのです。凄いなあ。
自分もカメラをセットして撮影開始、車がどんどん登ってくるので、星は映りません。でも、車
のヘッドライトが霧を照らし、上から眺めていると雪洞のような優しい灯りが明滅するような感
じで、これも悪くない。と思いながら撮影しました。
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手元には、今回、3台のカメラがあります。手は、2本しかありません。そこで、1台は三脚にセ
ットして、自動で仕事をさせることにしました。所謂インターバル撮影です。そして、他の2台
でレンズ交換せずに撮影することにしました。日の出の時間の30分前には、インターバール撮影
を開始。青の世界が徐々に赤の世界になるころ、もう2台のカメラで手持ち撮影。強力な手ぶれ補
正のお陰で、そういうことが出来てしまうのですね。そして、いよいよ日の出です。テンションは
最高潮、周りもおしゃべりしている人は一人もいません。つづく。


# by nama3_kitano | 2017-05-04 00:01 | 自然 | Comments(0)