バラの花は、あまり写真に撮らないことは、このブログに何回も書いています。バラの花はきれいです。
でもちょっと個人的に魅力が薄いのです。でも昨日、昼休み、カメラをもって歩け歩けとばかりに職場近く
の住宅街を目的もなく歩きました。写真は、撮るつもりは全くありませんでした。でも無目的である時も気
がつけば手にカメラが握られている。GM-5にシグマ30㎜F2.8付きです。で、気がつけばこの冬枯れバ
ラにまとわり付いている自分がいました。妙に綺麗、カメラを向けて、液晶ファインダーで見ると美しくさへ
見えます。何でかな?よく分かりません。このちょっと色あせた色に惹かれたかのかもしれません。
単に最近、やっていないなあということです。以前は、江戸四宿を歩いたり、都電沿線をテクテクしな
がら写真を撮ったりしました。錆好きとしては、錆びたトタンの建物があったりすると夢中で撮影したり
しました。今年は、少し力を入れたいと思っています。腰が重くなりつつあるので、いつ、スタートする
か。月が変わるので、2月中には始めるとするか。
年に数回しか訪れない新宿御苑ですが、ここが好きな理由の一つは、大木があることです。中でも
このハクレンの樹が大好きで、新宿門から入ると花の時期でなくても、真っ先にこの樹の所へ行きます。
昨年は、花を撮るぞ、撮るぞと思いながら見逃してしまった。少しだけ膨らみだした蕾、花は3月でした
ね。今年は見逃さないようにしたいものです。
いよいよ始まります。スプリング・エフェメラルたちの饗宴です。スタートはいつもこの花から
です。実は、雑草園にも株はありますが、まだ咲き始めていません。管理の行き届いた公園や植
物園では早く咲き始めますので、今年は、新宿御苑で撮影しました。新宿御苑には、私の知る限
り、福寿草のエリアは二箇所あります。一箇所は、新宿門から入ってすぐの場所のスイセンが咲
いているエリア、そして、もう一箇所は日本庭園の茶室のそばです。新宿御苑で福寿草を撮る場
合はいつも後者の方で撮影します。花に近づくことができるからです。
この咲き始めの状態がいちばん好きです。地面に花が咲いたように見える咲き始めです。もう
少しすると茎が伸びてきて、葉っぱも顔出しますが、その前のほうが、個人的に好きです。この
あと、セツブンソウ、雪割草、カタクリとスプリング・エフェメラルのリレーが始まります。セ
ツブンソウは、ここ数年、植物園ではなく自生地で撮るようにしています。今年は、どこへいこ
うかな。
寒波に襲われたこの一週間、体調がイマイチだったこともあって、大げさに言えば青息吐息の状態
でした。写真もほとんど撮れませんでした。昼休みも写真の時間をつくれなかったのです。でもひょっ
としたら、スイッチが入ったかもしれません。なんのスイッチかというと桜の開花に向けたスイッチです
。所謂、休眠打破というやつです。桜は、夏にできた花芽が長い期間休眠し、冬の寒さで目覚めると
聞いたことがあります。そして、寒波でスイッチが入り、気温の上昇に合わせて花芽が膨らんでくると
言うわけです。
今、桜でも早咲きの寒桜が見頃になってきました。ここ数年、桜花は追っかけの対象にして来てきま
した。可能な限り、今年から年間を通して追いかけようと考えています。花だけでなく、という意味です
が、とりあえず、寒桜から始めましょうか。