一昨年までは、一本桜巡礼と称して、GWの頃まで桜の追っかけをしてきました。昨年、桜
を題材とした写真展を開催することが出来て、一本桜巡礼は、ひとまず一区切りがつきまし
た。そんな事もあって、今年の桜追っかけは、これまでのように力が入った状態ではなく、
なんとなく行ってきた感じがします。それもほとんど近場でです。東北やちょっと標高の高
いエリアまで、行ってみたい気持ちはありますが、以前ほどではありません。「どうしよ
う、どうしよう」と迷っている間に、葉桜の時期に入ってしまいました。そんな訳で、今年
の桜追っかけは終了してしまいました。早咲きの桜から約一ヶ月、拙い桜の写真にお付き合いくださいまして、ありがとうござい
ました。
美の山で早朝撮影後、雨を期待してしばらく(約1時間)駐車場で待ったのですが、一向に
雨が降る気配がありません。しびれを切らして秩父方面へ行って見ることにしました。とは
言っても当てはありません。来る途中、法善寺の横を通りましたが、しだれ桜は葉桜状態で
したので、清雲寺のしだれ桜も終わっている筈です。車を走らせながら、色々考えている
時、『そうだ、武州日野駅へ行ってみよう』と思い立ちました。秩父鉄道の各駅の中で、き
れいな桜を見ることができる駅のひとつです。そして、車を置いて、周辺を散策しよう。以
前よく、カタクリやミズバショウを撮りに来たエリアです。
農村風景が、花の時期は特に美しいエリアでもあります。歩いてみて、以前よく来ていた
ころと違う点がいくつもありました。ミズバショウ園や、カタクリが自生していた斜面は立
ち入りができなくなっていました。今は、公開していないのですね。ちょっと残念な気持ち
になりました。農作業していたご老人と目が合いましたので、「こんにちは」と挨拶すると
お話してきて、状況がわかりました。高齢化が進んで、近所5軒と共同で管理していたの
が、一抜け二拔けと管理できなくなってしまったのだそうです。鹿の被害も大きく、維持し
ていくのが難しいようです。日本全国、同じような問題が起きているのでしょうね。
4月7日、雨の予報が出たので、未明に起きて、美の山へ向かいました。雨霧に包まれたヤ
マザクラを撮りたいと考えたからです。桜の中でヤマザクラが一番好きと昨日このブログに
書きました。そしてそのヤマザクラですぐに思い浮かぶのが美の山です。美の山は濃い霧に
包まれていました。車のヘッドライトを頼りに林道を走りました。5時ちょっと過ぎに到着
しました。雨が降り出す前にひと仕事したいと明けやらぬ山頂付近を撮影しながら、一廻り
しました。
霧が風景を抽象化して、なんとも美しい。目の前の風景がシャッターを切らせてくれる。
そんな状況でした。こういう場合は、その流れに身を任せることにしています。そんな写真
のオンパレードになりました。※4月7日撮影
我が家の桜です。板橋に住んでいた時、自然に生えてきた桜で、約30年前に、埼玉に一緒
に引っ越してきました。大きく育って、道路に枝を伸ばすようになってしまったため、一昨
年、ほとんどの枝を払ってしまいました。昨年は、葉は生えてきましたが、花をつけません
でした。そのオオシマザクラが、今年は花をつけました。一、二、三と数えられるほどの数
ですがとても嬉しく、ほとんど毎日のように撮影しました。
この調子なら、来年はその数が倍以上になるかもしれません。ヤマザクラの一種なので、
緑の葉が花と一緒に出てきます。自分が一番好きな桜は、実はヤマザクラです。
半日ほど空き時間が出来ました。どうしようかちょっとだけ考えた末、赤塚植物園へ行っ
てみることにしました。もう、ニリンソウは終わっちゃったかなと思いつつ。ニリンソウが
終わっても何かあるだろうと出かけたわけです。ニリンソウは、最終盤の様相でしたが、ま
だ花が残っていました。早速花の近くでしゃがみこんで撮影しました。ニリンソウは、この
植物園のある板橋区の花になっています。高島平近くの土手には、自生しています。もう少
し元気で余裕があれば、自生地まで行ってみるのですが、今は、赤塚植物園が精一杯という
ところです。植物園は、春を迎えて、流石に色々咲いていました。
時間つぶしに行ったわけではないのですが、やはり、赤塚植物園は、植物写真を本格的に
撮り始めたときに定期的に訪れていた場所です。自分にとっては、原点でもあり道場でもあ
るのです。以前ほどの、豊かな植生がなくなりつつありますが、これからも時々は訪れた
い。




































