花の天城山
今年1月、リコーギャリー新宿で曽我定昭写真展「幽彩天城の森」という写真展を見て、計画して
登っていない山のことを思い出しました。皇海山、上州武尊山そして天城山です。この3ッツの山
の中では、標高も低く登りやすいのが天城山です。その写真展で、天城の素晴らしさの一端を見
せていただいて、今年、絶対行こうと思いました。写真展の写真の中にもありましたが、花もシャ
クナゲが有名らしく、シャクナゲの時期は、特に登山者が多い。時期は、5月下旬から6月中旬
にかけてらしい。
ならば、今行けば、まだつぼみのはずだから、山はちょっとは静かかもしれない。そう考えての
出発でした。そして、天候は、小雨くらいがいいかななどと考えていました。伊豆半島の中央に
そびえる天城山は、紀伊半島の大台ケ原のように、雨が多いのです。たぶん、関東地方の山
の中では、一番の降雨量があるのではないかと思います。
天気予報は、期待通り行かない晴れでした。しかし、実際は、10時過ぎまで、深い霧に覆われて
いました。所謂、キリション状態で、ぬれるほどの霧です。夢中で写真を撮っているとすれ違う登
山者からは、「天気がねえ、ついていないね」というような声がかかりました。まあ、話を合わせて
「本当に残念ですね」と言いながら、心のなかは、ウキウキしていました。
もともと、天城山は、樹木に覆われ、展望はよくありません。そんなこともあって、小雨くらいが
いいかなと思ったのです。理由は霧です。霧は、風景を抽象化する。まさにその通りの風景が
眼前で展開していました。幸運以外の何物でもありません。そしてこの風景を見て、深田久弥
先生が、この山を日本百名山に加えた理由がわかったような気がしました。続きは後日。
最高峰の万三郎岳で、看板の写真を撮っていると「撮りましょうか」と声をかけていただきました。
遠慮無く、カメラを渡して撮ってもらいました。
こちらに行かれたのですね♪
それにしても素晴らしい光景ですね!
一枚目のシャクナゲも二枚目のヤマツツジ?も霧の中で輝いていますね^^
防塵防滴のOLYMPUS..
こんな中では安心して使えますし
ラストの写真は本当に凛々しくカメラとお似合いです^^
霧に包まれての天城山、最高でした。望んでいた
通りの天候で、天城の山が最高のシュチュエーシ
ョン作って、迎えてくれたと思います。それを伝
える写真のスキルが足りないのは、ちょっと残念
ですが・・・
E-M1、E-M5MK2とも、霧で、レンズが曇って
しまうこと以外、全く問題ありませんでした。