小石川後楽園で落ち葉の美学α遍
落ち葉の美学、撮影は粛々と進行していますが、いまいち、ビビッとくるものが撮れません。やはり、心の肥やしが
足りないのかもしれません。でもまあ、それが現在の自分の到達点です。背伸びしても始まらない。小石川後楽
園は、自分の心にフィットしている場所の一つなので、今回は自然に肩の力も抜けて、撮影に臨むことができまし
た。音楽を聴きながらの撮影なので脳がリラックス状態だったのかもしれません。久しぶりに「美しい」と思った光景
にいくつか出会いました。落ち葉もその一つです。
気分を変える意味で、今回は、久しぶりにSONYのα7にZUIKO AUTO-MACRO90㎜F2をつけて、これをメ
インにサブは使い慣れているE-MIにM.ZUIKO DIGITAL40-150㎜を使いました。カメラを変えても見る目が
同じですから撮れる写真にそんなに違いはありません。使い慣れていないので、操作に時間がかかりますが、それ
がかえってゆっくりものを見て、じっくり撮影する、そんなゆっくりしたリズムを与えてくれているようにも感じました。
一つの場所に滞在す時間が、いつもよりはるかに長い。同じ場所で、狙いを変えて撮影し直すという行為を久し
ぶりにやったような気がします。紅葉を撮りに来たのに紅葉した木々は完全な脇役にしてしまった。今年の紅葉撮
りのフィナーレと考えていましたが、どうも下ばかりにレンズを向けていたように感じます。