ねこじゃらし・エノコログサ
昼休み、職場近くで見つけたエノコログサです。えっ、どこに?なんていわないでください。ここ
にはバスの操車場のような施設があったのですが、しばらくぶりに来てみると鉄板のようなもので
囲われて、工事が始まっていました。このエノコログサは、もともとこの場所で、“自由に”生えてい
ました。まあ、大体、この種の植物は、環境さえあれば“自由”に生えます。自由を奪っているのは、
人間です。この場所の所有権を主張し、こういう植物の自由を奪ってしまうのです。このエノコログ
サ、檻りに入れれられしまったように見えます。閉塞感いっぱいの雰囲気です。でもそれって、本当
は植物の方ではなく、これを囲った人間の方にこそあるのかもしれません。
そしてこちらは、郊外の埼玉県吉見町で撮った猫じゃらしです。田んぼの畦道のような場所です
が、場所全体を覆って、なんだか伸び伸び、楽しげな雰囲気です。この違い、何かの象徴のように
も感じます。あっ、突込みが入る前に一言、猫じゃらしがエノコログサであることは百も承知してい
ます(笑)でも、なんとなく、自由を謳歌しているということが猫のイメージに近い。故にそういう意味
でこちらをあえて猫じゃらし、あちらをあえてエノコログサと呼ばせていただきました。
nama3さんらしい視点ですね.
まるで錯視のサンプル画像を見せてもらったようでした.
そんな第一印象から人の社会への諧謔的な視野に至るまでを表出してレンズを覗けるゆとりを感じました.
ありがとうございます。
平日は、同じような場所を巡回していますので
ある意味、自分が試されているような心境にな
ります。同じところをグルグル回っても意外と
新しい八卦があるので、面白いです。