nama3の気ままに雑記

久しぶりの月山

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出羽三山の最高峰が月山です。夏スキーでも有名な場所ですが、三山修験のハイライト
です。ここを登るのは12年ぶりになります。体力的に自信がないので、最も初心者向けと
言われているルートで登ることにしました。まずは、リフトに乗って高度を稼ぎ・・・な
どと考えてやってきたのですが、いきなり、リサーチ不足を露呈してしまった。リフトの
乗り場に着くと動いていない。「始発は8時です。お客さん、健脚そうだから、このまま登
ってしまえば。」って係りの人がおっしゃいます。「リフトの鉄塔の沿ってのぼれば良い
のですか」「そう、距離は約1キロだから30分もあれば頂上駅だよ」「そうですか。それで
はそうさせていただきます」「気を付けて」。という訳で、楽できず。
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 そんなちょっとした躓きもありましたが、リフトに沿って登ること30分で、終点に着き
ました。当然のことながらひとっ子一人いません。休まずそのまま上ることにしました。
順調に高度を稼ぎ、最初のピーク=姥ヶ岳山頂に付くと同時に、下の方からリフト運航開
始の放送が聞こえてきました。天気は、快晴に近い晴れ、周りはたくさんの高山植物。吹
く風は爽やかで、申し分のない登山日和です。ザックに入れていたもう一台のカメラも出
して、2台ぶら下げて歩くことにしました。
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なだらかな稜線がみどり覆われ、雪田があちこちに見えるまことに雄大で優しい雰囲気で
す。修験道というとゴツゴツした岩稜のイメージが強いですが、それとは全く対照的な風
景です。ニッコウキスゲやコバイケイソウ、ヒナウスヨキソウ、チングルマ、ハクサン
イチゲ、ヒナザクラ、イワカガミ、ハクサンフウロ、ミヤマリンドウ、ヨツバシオガマ等
々、見かけるたびにしゃがみ込んでなかなか前へ進めない。でも時間は気にしない。後ろ
から来る人がいれば、「先にどうぞ」と道を譲って、ゆっくりゆっくり登りました。
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頂上神社では、500円の祈祷料を払って、おはらいしていただきました。前回ここへ来た
ときは、7月初旬で、気温が低く、ご祈祷の神主さんの手元が寒さで震えていたのを急に思
い出しました。今回は、まことに爽やかな天候で、神主さんも気持ちよさげでした。鳥海山
では、視界10メートルに強風という天候に見舞われましたが、月山は、優しく向かい入れて
くれました。  
※撮影機材 E-M1MK2 ZUIKO DIGITAL14-35㎜F2.0

by nama3_kitano | 2018-07-31 00:01 | | Comments(0)
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