nama3の気ままに雑記

雑草を撮る24 ハルシャギク

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朝の散歩で橋を渡っているときに、ススキに覆われた河川敷を見下ろすと黄色い点々が
目に入りました。「なんの花だろう」とレンズを変えて望遠側にズームして覗いてみると
ハルシャギクの花でした。いろいろな植物が混在している河川敷のような場所では、草の
背がどんどん高くなっていきます。太陽の光を求めて背比べになるのでしょうね。ハルシ
ャギクはかなり背を伸ばすことができる植物なのですね。考えてみれば、この植物のこと
は、名前以外全然知りません。毎年我が家の横のコンクリートの隙間から芽を出して花を
咲かせるので名前だけ知っているのです。
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調べてみると北アメリカ原産で、日本へは、明治の初期に入って来たようです。観賞用
として初めは花壇で育てられたのですね。旺盛な繁殖力で野生化し、今では雑草扱いにな
ってしまった。それだけ日本の風土にあった植物なのでしょう。同じ北アメリカ原産でも
、先日このブログで取り上げたオオキンケイギクは特定外来生物として駆除の対象ですが
、こちらはそんなことはありません。正確な理由はわかりませんが、その性格の違いでは
ないかと邪推します。オオキンケイギクは根を張り巡らして繁殖するのに対してこちらは
種で繁殖します。その違いです。あちらは根こそぎ、こちらは控えめに隙間があれば、と
いう違いです。さらに、花が面白くて、最初は写真のように平開きですが、終盤に入ると
花弁が下がって傘のようになります。そんなことからジャノメギクの異名ももっているそ
うです。
※先日の記事でキンケイギクとして紹介した植物はオオキンケイギクの誤りであるとの
ご指摘をいただきましたので訂正してお詫びします。ご指摘に感謝いたします。
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というようなことを書いていて、ある事を思い出し、それが気になりだして、さきほど
見てきました。我が家の横のコンクリートです。昨年、工事が入って割れ目状の隙間がふ
さがれたのでした。案の定、綺麗なっています。今年は、あのハルシャギク、生えてこな
いでしょうね。ちょっと残念。でもこれって雑草の宿命です。
E-M1MK3 M.ZUIKO DIGITAL45㎜F1.8 M.ZUIKO DIGITAL60㎜F2.8
     DG SUMMILUX15㎜F1.7

by nama3_kitano | 2020-06-12 00:01 | | Comments(0)
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