何気ない小さな風景
先週のことです。年に一度詣でている古峰ヶ原へ行きました。写真が目的の旅ではあり
ません。お参りの旅です。例年なら鬼怒川温泉などに一泊するのですが、今年は、この状
況を考えて、日帰りにしました。写真目的ではなくてもカメラは持参します。カメラを持
参すると当然のことながら撮りたくなります。車を走らせながら、車窓から見える何気な
い風景ですが、妙に気になって車を止めていろいろ撮影しました。それは絶景ではありま
せん。誰もが感心するような美しい風景でもありません。でも妙に惹かれるものがあるの
です。そして、良いなあと感じられるのです。
それは、農村なら普通に見られる風景です。ひつじばえに覆われた水田や何に使われてる
のかわからない古ぼけた納屋、杉に交じって1本だけ自己主張しているように見えるイチョ
ウ等等。絶景も嫌いではありませんが、何気なく目にとまったこれらの風景、そこにはなに
がしかの自分が投影されているようにも感じられます。最近、「小さな風景からの学び」(
乾久美子+東京藝術大学乾久美子研究室編著 TOTO出版)という本を読んだのですが、その
影響かもしれません。それは、建築関係の本なのですが、写真を趣味としている自分にとって
も、とても示唆に富む内容でした。
美しいを追いかけるのも良い。絶景を追い求めるのも良い。でもそれと同じくらいの比重
で何気ない風景も探してみよう。そして、それは、山でも町でもどこでも見ることが出来
ます。最近、とみにそう思っています。
by nama3_kitano
| 2020-11-24 00:01
| 旅
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