nama3の気ままに雑記

カテゴリ:自然( 302 )

苔の世界

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青木ヶ原樹海を初めて歩いて感じたことは、色々あります。ここは、苔がある意味、こ
この歴史の証人と感じました。そればかりでなく、ここの環境も語っていると思います。
苔は、奥日光を歩いていても感じるのですが、苔むすまでの長い時間を伝えています。少
なくとも数百年の時間の刻印、そしてその長い時間、人為が入り込まなかった証のように
感じます。盆栽などによく使われるのはそのことの表現なのではないだろうかと思いまし
た。つまり苔が、時間の重みの象徴になっていると。
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溶岩に張り付いた苔、溶岩を割って生える木の根に張り付く苔、樹皮に生える苔、その
緑から感じることはそういうことでした。今の時期、この樹海は緑の世界です。年間を通
じてそうなのかもしれませんが、一帯が新緑に覆われているし、その新緑と森の中の苔の
緑が共鳴して、緑を増幅しているように感じたのでした。できれば、天候や季節、時刻を
変えてこの樹海を歩いてみたい。そんなことを感じた今回の樹海でした。
E-M1MK2 ZUIKO DIGITAL14-35㎜F2.0 E-M1 DIGITAL50㎜F2.0

by nama3_kitano | 2019-05-18 00:01 | 自然 | Comments(0)

森を歩く 青木ヶ原樹海

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樹を撮りたいとここ数年思っています。奥日光や北アルプスでは、針葉樹林からダケカ
ンバのような亜高山帯にある樹木まで様々な表情を見ることが出来ます。山へ行くといつ
も樹相が気になり、ついついレンズを向けてしまいます。そんなことから、何時しか本格
的に樹を撮ろうと考え始めたのでした。先月は、桜の花を追いかけましたが、花ばかりで
なく桜も樹が気になって、たくさん撮っています。たぶん、それもこの樹を撮りたいとい
う強い意欲が心の奥底にあってのことではないかと思っています。
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そういう観点で以前から気になっていた場所があります。それが青木ヶ原樹海です。数
年前にリコーギャラリーで開催されていた富士山写真の第一人者=大山行夫さんの個展を
拝見して、気になる場所から行ってみたい場所になりました。でもなかなか機会を作るこ
とが出来ません。とにかく行ってみるのが一番という訳で、今回出かけました。最初なの
で、とにかく樹海の中を歩くことを今回は目的にしました。そして大体の地形と距離感を
体感することが目標でした。
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故に撮影は2の次です。カメラは2台も持って行きましたけどね。青木ヶ原と言うと自殺
の名所ように思われることが多いと思います。故にちょっと暗く怖い場所じゃなかろうか
と、自分も少しだけ思っていました。でも、それは、メディアが作ったイメージかなと行
ってみて感じました。確かに鬱蒼としていて、地表はコケに覆われた樹木の根と溶岩です
。日差しも強くは入ってきません。故に花は種類が少ない。ギンリョウソウのようなちょ
っと見不思議な植物はたくさん見かけましたけどね。個人的にはコケに覆われた木の根と
溶岩がとても気になりました。勿論樹相も。今回は、あくまでも歩くことが目的でしたが
次回からは、撮影を主に来てみようと考えています。
※E-M1MK2 ZUIKO DIGITAL14-35mmF2.0 E-M1 ZUIKO DIGITAL50㎜F2.0

by nama3_kitano | 2019-05-17 00:01 | 自然 | Comments(0)

緑滴る

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ちょっと発作的に富士五湖方面へ行ってきました。ちょっと地形を覚えるために歩くの
が目的です。朝3時半に家を出て、河口湖畔付近についたのが6時前だったかな。猛烈な眠
気に襲われて、近くにあった道の駅の駐車場に車を入れて、15分ほど眠りました。目覚ま
し代わりに河口湖畔に付けられた歩道を歩いてみることにして、あるき始めてすぐに飛び
込んで来た光景がこの写真です。山の緑が水面に映り、たまたま釣り人がいましたので、
映り込みのスケール感が半端なく見えました。浮かんだ言葉はとても平凡でした。
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雄大な富士山の写真も撮りたかったのですが、実はこのショットだけです。よく見えて
いたのは、この時間帯だけでした。今回は、目的が森を歩くことでしたので、見えても見
えなくてもどちらでも良かったのです。
E-M1MK2 M.ZUIKO DIGITAL75㎜F1.8

by nama3_kitano | 2019-05-16 00:01 | 自然 | Comments(0)

雑草コラム カタバミ

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雑草と言う植物はありません。でも雑草と呼ばれる植物群はあります。空き地や道端に
自然発生的に生えている植物です。人為的に栽培されている植物ではありません。どちら
かと言うと人間がら見ると駆除の対象にされることの方が多い、そんな植物たちです。雑
草は踏まれたりしてもへこたれません。コンクリートの隙間のような場所でも花を咲かせ
る逞しさに溢れています。プロ野球の名投手で近鉄バッファローズの絶対的エースだった
鈴木啓二さんの座右の銘が「草魂」だったことは有名な話ですが、この草が雑草だったと
記憶しています。
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素直に見れば、確かに、強くたくましく見えるのは間違いありません。しかし、最近、
これらの植物のことをいろいろ調べてみるとどうもそうとばかりは言えないことが分かっ
てきました。逆に「弱い」植物だからあえて、ほかの植物が生きられない場所を選んでい
る、そういうふうにも解釈できる。たとえば、道端でよく見かけるカタバミ。種類は、結
構あって、道端よく見るのは、黄色い小さな花をつけています。花は黄色く見えても、ア
カカタバミとカタバミがあり、カタバミにも背の高い茎を上にのばしたオッタチカタバミ
と地面を這うように茎を横に伸ばしたカタバミがあるなど環境に適応しながら生きている
様子が感じられます。
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そればかりでなく、弱い植物として見るとその生き方は、緻密で複雑な高等戦略を持っ
て生存競争に立ち向かっていると感じます。コンクリートの割れ目は、土が少しかありま
せんから、ここに根を張れる植物は少ない。競争相手が少ないことを意味します。太陽の
光や受粉を手伝ってくれる昆虫も独占できます。花は、夜や雨の日は開きません。夜は、
葉も閉じてしまいます。昆虫が来ない時間や天候時は「お休み」するわけです。つまり省
エネ対策をしているようなものでしょうか。葉っぱにはシュウ酸が多く含まれているそう
です。硬貨をこの葉っぱで磨くとピカピカになるのはそのためです。だからという訳では
ないですが、花ことばは「輝く心」だそうです。

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 さらに葉っぱにシュウ酸が多いのは、昆虫などに食べられない防衛戦略らしい。そうした
生き抜く戦略があるからでしょう。葉っぱの形は、ハートを三つ組み合わせたような形をし
ています。クローバーの葉っぱに似ていますね。この形は、英語でshamrockというそうで
す。三位一体というキリスト教の教義を象徴すると何かで読んだことがあります。繁殖力の
強さから、武家の家紋にも採用されている。道端にひっそりと咲いているカタバミですが、
なんだかとても偉大に見えてきました(笑)
GX-7MK3 DG SUMMLUX15㎜F1.7 DG SUMMLUX25㎜F1.4

by nama3_kitano | 2019-05-13 00:01 | 自然 | Comments(0)

自然が織りなす意匠

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人知を超えたものを感じます。そこには意思はない。しかし、意思があるとしか思えな
い。渡良瀬遊水地の日の出の時間に見た光景です。ウワッとしか声が出ませんでした。枯
れたヨシの繊細な線そしてリズミカルな明暗。藻が浮かぶ水面に写り込むヨシそしてその
デザイン。自然が創り出す造形は素晴らしい。更に加えて気嵐がこの場の空気感を出して
います。
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 気嵐が消えたあと太陽の光が入り始めた草原に目を向けるとこちらでもまた違った意匠が
まっていました。それは、何でもない原っぱの筈ですが、光と影が織りなすスペシャルな
シーンになっていました。静かな早朝に展開されるドラマです。これだから渡良瀬通いは
止められないのです。
※E-M1 M.ZUIKO DIGITAL40-150mmF2.8 ZUIKO DIGITAL50㎜F2.0

by nama3_kitano | 2019-05-10 00:01 | 自然 | Comments(0)

久しぶりの渡良瀬遊水地

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晴れて放射冷却がおきるとの天気予報で、急遽行くことにしました。渡良瀬遊水地です。
3月以来ご無沙汰していましたので、約2ヶ月ぶりかな。ヨシ焼き以降では、初めてになる
と思います。昨年と違って、今年のヨシ焼きは、かなりうまく行ったのかな、そんな印象
を受けました。そして、今回は、いつものポイントではない場所で日の出を迎えることにし
ました。気嵐が出るのではないかと期待していたからです。気嵐は、いつものポイントでも
撮影は出来ますが、ヨシが結構綺麗に焼かれたようなので、よりたくさん残っている場所を
選びました。
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東の空が赤くなり、日の出が近づくと予想通り、気嵐が起き始めました。期待通りで、こ
ころの中でニンマリしました。太陽の光が、沼に入り始めると白い気嵐が赤く染まって、幻
想的な雰囲気になりました。この景色に、ヨシがあるのとないのとでは雰囲気が大きく変わ
ります。あった方が、やはり断然渡良瀬遊水地という感じがします。
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ただ、この赤く染まる時間は、とても短い。赤色が消えるだけでなく、気嵐自体も霧消し
てしまいます。そんな、一瞬のような短い時間ですが、しっかり見ることが出来ました。池
の水面の藻が出始めましたので、あと一ヶ月もするとこの池の水面は覆いつくされてしまい
ます。
E-M1MK2 ZUIKO DIGITAL14-35㎜F2.0 ZUIKO DIGITAL150㎜F2.0

by nama3_kitano | 2019-05-09 00:01 | 自然 | Comments(0)

桜追っかけ 素敵な青空

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この空を見たとき、「智恵子は東京に空がないという」で始まる高村光太郎の詩が頭に
浮かびました。今回、不思議なのですが、一日置きに晴れの日と雲が多い日になります。
18日は、晴天で、この時期としては珍しく空気がとてもクリアでした。この時期は、春霞
で、遠くがぼんやりの日が多いはずなのに、本当に透き通るような空気でした。当然、空
は、鮮やかな青です。その空を見たとき、この詩が頭に浮かんだと言っても、詩全部を暗
記していた訳ではありません。覚えてるのは、その冒頭のフレーズだけです。
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今は便利、すぐさまスマホで検索してみました。そうだ、そうだった。「阿多多羅山の
山の上に毎日出ている青い空が智恵子のほんとの空だという」そうなのです。この日、当
初予定していなかった霞ヶ城に立ち寄ったのです。桜が満開という情報に接すれば、素通
りは出来ません。そして、このスポットに立ったとき、冒頭の智恵子の本当の空の意味が
納得できたのでした。雪をかぶった安達太良山がくっきり、すれ違った地元の方が、「今
の時期、ほんとに珍しいなあ」と空を見ながらおっしゃっていました。そんな珍しい光景
に遭遇できたこと、幸せな気分になりました。
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さて、桜追っかけですが、そろそろ、最終盤です。月曜日には帰宅しようと考えていま
す。あと何本か、見たい桜がありますので、立ち寄って見ようと思います。ただ、標高が
高めなところにあるので、あまり咲いていないことが多い。今回もその可能性大ですが、
行くだけ行ってみようと思っています。
※E-M1MK2 ZUIKO DIJITAL 14-35mmF2.0

by nama3_kitano | 2019-04-21 00:01 | 自然 | Comments(0)

桜だけじゃないよ

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4月末までの一ヶ月は、どうしてもこのブログは桜中心になってしまいます。でも、実
際は桜だけを撮っているわけではありません。桜以外にもたくさんの魅力的な被写体に溢
れているのがこの時期です。桜を追いつつも、若葉が魅力的だったり、雑草として大群落
を作っている花があったりします。黄色や紫に一面染まる姿はとてもきれいです。
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この写真は、我が家の近くで撮りました。柿の畑があって、季節季節にいろいろな表情
を見せてくれるのですが、花だいこんが一面を覆っているとは思いもしませんでした。普
段あまり通らない裏通りにあるからです。近くに雑木林があって、そこに1本だけある山
桜を見たくてその裏通りに入ったのでした。こういう想定外の景色に遭遇するととても嬉
しい。ちょっと得した気分です。
※メインのPCが逝ってしまったかも知れません。修理に出してみますが当面、サブのノー
トPCでしのぎます。故に、更新が滞るかも知れません。よろしくお願いします。
※GM-5 DG SUMMILUX15mmF1.7

by nama3_kitano | 2019-03-31 00:01 | 自然 | Comments(0)

そうだ!ツクシだ!野草だ!

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サクラソウ公園のサクラソウは、完全なフライングでした。勿論、予想通りのことなので、
ショックはありません。それよりも、毎年早春の時期に、ここでツクシを撮っていることを
思い出しました。そうだ!ツクシだ!という訳で、ツクシがたくさん出ているエリアへ。あ
るある、ありました。東北で見るツクシは群生していることが多いですが、ここのツクシは
、密度こそ低いですが、その代りすっくと背が高い個体を多く見かけます。ちょっと春らし
さを画面に出すため、ハイキーに撮影しました。
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そしてこの時期の桜草公園は、芝生エリアが面白い。ここでは、オオイヌノフグリが大群
落を作っています。芝生の所々が薄く青色に染まるほどです。そしてその隙間にはホトケノ
ザやタンポポがたくさん咲いています。自分は大の雑草好き、もうたまりません。芝生を這
いつくばるようにあっちへ行ったり、こっちに来たり、時間が経つのを忘れるほどでした。
※E-M1MK2 ZUIKO DIGITAL150mmF2.0 ZUIKO AUTO-MACRO90mmF2.0

by nama3_kitano | 2019-03-22 00:01 | 自然 | Comments(0)

 雨上がりの定番 渡良瀬遊水地

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薄っすらと立ち始めた霧は、あっという間にどんどんその濃度を増して行きました。日
の出が近づくと化学反応のように、太陽の動きに同調して、風がないにもかかわらず空気
がざわめき始めます。霧が出ているとそのざわめきを霧が可視化してくれる。枯れたスス
キも冬枯れの木々もそして水中の小さな魚も野鳥たちも、このざわめきに反応している。
その光景は、眺めているだけでもぞくぞくします。
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やがて太陽の光が、湿原の差し込み始めます。連動して、急激に色が変化します。青い
モノトーンの世界が、一瞬にして色の世界に変化します。この一連の変化は、何度見ても
感動します。そして、同じように変化しているようで、毎回違いがあるのです。2月以降
、この一か月の間に3回目ですが、3回とも霧が出ました。そしてその3回とも違ったドラマ
が展開されました。たとへ霧は出なくとも、しばらくは、渡良瀬通いは、止められない。
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 渡良瀬遊水地で、こうした冬枯れと霧の光景を見ることが出来るのは、今年は、あと
数日です。というのは、恒例の野焼きが、3月16日(土)に行われるからです。昨年は、野
焼きの光景を撮影に来ましたが、今年は、開催予定のゴミゼロ倶楽部写真展と重なるため
見に来ることはできません。この風景も来年まで見納めです。
※E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 40-150㎜F2.8


by nama3_kitano | 2019-03-06 10:57 | 自然 | Comments(0)