
今日は大晦日、2016年も今日で最後です。2016年を振り返るのも最後です。今回は、10月~12月の
最後の4半期です。この時期は、花の追っかけよりは、、紅葉や落ち葉などが主要な被写体になります。
今年から通い始めた渡良瀬では、たくさん、ススキを撮りました。色的にもシックな色が増える時期です
。個人的に四季の中で冬が好きなこともあって、シャッター数が一番増える時期とも言えます。ですが、
伸びるシャッター数とは裏腹に、思い通りの写真が撮れません。まあ、いつものことではありますが・・・


この4日間で、ざっとですが、この1年間で撮った写真を振り返ってみました。過去に撮った写真は、
普段、あまり振り返ってみることがないので、HDDに保存されているデータを真面目に見てみる、これ、
非常に面白かった。反面、いろいろ、思うこともありました。HDDを整理する意味で、かなりのデータを
削除もしました。自分の写真を考える意味では、なかなかこういう時間もいいなあと思いました。



来る2017年を自分にとってどういう年にできるか。学びながら、考えながら、マイペースで行きたい
と思っています。この1年間、つたないブログに付き合ってくださいました皆様、ありがとうございます。
皆様にとっても、自分にとっても来る2017年が良い年でありますように。

ありがとうございました。


2016年の振り返り、3回目は、7月~9月の4半期です。この時期は、花の追っかけもやるし山へも行き
ます。花は、蓮の花。追っかけと言っても行く場所は、古代蓮の里が中心です。6月下旬から始まって、8
月中旬までの期間になります。9月に入ると花の追っかけは、曼珠沙華になります。曼珠沙華は、期間が
短くて、あっという間に終わってしまう感じでしょうか。今年は、小石川植物園、巾着田、栃木県栗野地区
へ出没しましたが、消化不良の追っかけでした。




山は、奥日光の他、この時期は、北アルプスや南アルプスへも遠征します。2016年は、5年ぶりに穂高
へ行きました。写真を撮るのが目的ですが、今回は、体力の減退を実感。写真を撮るエネルギーを山に奪
われて、テントを張るとバタンキューで何もできないような状態でした。それもあってか、ひと眠りした後に撮
影した、夜の写真が多くなってしまった。まあ、天気も昼は、ガスが出て展望が効かない日の連続でしたが
・・


今年から通い始めた場所、渡瀬遊水地は、この時期も最低1回は行こうと考えていましたができません
でした。それともう一つ、一昨年から始めた夜の光跡撮りもちょっと停滞してしまった感じです。「気を撮る
」とか、「21世紀の花鳥風月」といった自分のテーマになかなかいきつけない、そんな4半期でしたでしょ
うか。

2016年の振り返り、2回目は、4月~6月の4半期です。4月は、ここ数年、恒例になっっている一本桜
の追っかけを行いました。2011年の震災以降は、原発事故で復興が一番大変な福島を中心に巡ってい
ます。今年は、この福島で一本桜を追っかけている間に熊本で大震災が起きて、別の意味で忘れなられ
ない年になりました。


車で移動中、ラジオから次々と流される被害状況に「俺、今、こんなことしていていいのかな」なんて、気
持ちもちょっと写真から離れることが多かった。熊本には、写真仲間がたくさんいるし、娘が昨年まで赴任
していた地でもありますので、自分にとっては、思いの強い場所でもあるからです。



5月からは、もうライフワークになっている奥日光詣でをスタートさせました。今年は、スタートがちょっと
遅れてしまいましたが、ズミの花には、何とか間に合いました。ズミの花は、奥日光へ通う切っ掛けになっ
た花です。写真のズミは、5月30日に撮影していますが、朝、冷え込んだため、霜を付けて寒そうでした。


6月に入るとあの花が咲きだしました。8月まで追いかける蓮の花です。今年は、異常に開花が早く、6
月中旬には見ごろになってしまいました。そして今年は、ゼルフィスの追っかけも行いました。オスは、羽
が美しい青です。今年初めてしっかりその青を撮ることが出来ました。この時期、ゼルフィスは被写体とし
て外せない存在になりました。

今日、28日より1月4日まで、年末年始休暇に入ります。ここ数年、年末年始は近場で過ごすことが多い
のですが、今回もそうなりそうです。撮影に出ることはあまりなく、あれよあれよで過ごしてしまいます。今回
は1月4日(土)~1月9日(月)間、平塚市美術館で開催されるズイコー倶楽部湘南支部写真展に参加する
ため、その準備もしなければなりません。プリント額装をこれからしなければならないのです。そんなことも
あって今年もここ数年と同じような過ごし方になりそうです。

ブログの方は、今日から31日まで、2016年の振り返りを載せることにします。計4回なので1年を3か月
ごとに4回に分けるのがいいかなとも思いますが、そこは、いつものようにテキトーに行きたいと思います。

2016年、3月ごろまで、スナップや街の写真を撮っています。工場夜景にも初めてチャレンジしました。い
ろいろ計画しましたが、川崎の千鳥町しか行けなかった。続編を2017年は撮りたいと思います。それと光
跡撮影も復活させようと思っています。

2月後半からは、花の追っかけが撮影の軸のひとつなります。毎年のことですが、2016年も節分草から
始めたのでした。桜が咲き始めるまでのつなぎという訳ではありませんが、毎年、両神か栃木方面へ行く
ことが恒例になっています。

土曜日の渡良瀬遊水地で撮った写真です。霧が晴れ始めたので、大沼(?)の水際まで下りてみました。前回
来たとき、釣りの人が陣取っていて、下りられなかった場所です。降り立って、顔を上げると写真の風景が飛び
込んできました。「シンメトリーだ!」と心の中で叫んでしまいました。もっと早い時間から撮影すれば、真っ赤に
焼けた空と真っ赤に写り込んだ水面が撮れるかも知れない。そんなことを想像しながら撮影しました。足場がし
っかりしてる訳ではないので、三脚は厳しいかもしれません。いつの日か、朝焼けがきれいな日にチャレンジし
てみたいものです。

角度を変えてもう一枚です。

霧が消えたので、渡良瀬の最後に、原っぱ全体を見渡せる場所へ移動しました。遊水地の真ん中を川が
流れていて、その堰堤です。堰堤に向かって車を走らせるとなんと霧が残っていました。川に沿って川を覆
うようにしながら流れていました。車を止めて、早速撮影開始です。

消えかかっている霧ですから時間は短時間です。15分位で完全に消えてしまいましたが、こういう霧も初
めて見ました。これは、ダメ押し霧ですね。霧の風景撮影は、これが今年最後になるかもしれません。

明け方は、そんなに濃い霧ではありませんでしたが、濃くなったり薄くなったりしながら日の出を迎えたの
です。霧に包まれると何でもない景色が、大きく変化して、幻想的な雰囲気に包まれます。余分なディテー
ルが省略されからかなと思います。間近に見えるススキの原や冬枯れした木が、とても魅力的で、カメラを
右に左に振って撮影しました。完全に霧に写真を撮らされている感じです。

雲の間から太陽が顔を出すと、途端に霧と太陽光がせめぎあいを始めます。筋書きのないドラマですが
このせめぎあい、勝負はもちろん決まっているのですが、刻々と変化する光がたまりません。時間が経つ
のを完全に忘れて見とれたことは言うまでもありません。この後、霧が晴れたところで、撮影場所を移動し
たのですが、そこでまた違った霧の表情を見ることができました。それは次回。

どんな天気でも、行こうと決めていました。夜半、猛烈な風と雨でしたが、風が吹くなら風を雨が降るなら
雨の力を借りて撮ろうと考えていました。外へ出てみると、星が見える、風も完全に収まっています。そし
て冬とは到底思えない気温です。6時半には、渡良瀬遊水地へ着くように出発しました。今の時期、日の
出時間が、6時50分頃と遅いので、朝は、普通に早起きすれば着くことが出来ます。

夜半の天気が悪かったからでしょうか、それともこの時期のような冷え込みがなかったからでしょうか、三
脚を立てている人はだれもいません。釣りに来ている人が一人だけという状況でした。自由に三脚を立て
日が昇り始めるのを待ちました。霧がどんどん出てきて、幻想的な日の出になりました。貸し切りでこんな
素晴らしい朝を迎えられた。これ、サンタの贈り物かな。いつものように写真の整理が追いつきません。何
回かに分けてアップしたいと思います。

風が吹いてモミジが散りました。最後まで残っていたこのモミジも今日で本当に最後だと思います。
写真を撮っている間にもどんどん散りました。まあ、風もこういうことなら風流で良いのですが、糸魚川
では大火が起きてしまいました。被災された皆様は大変です。死者が出なかったことが不幸中の幸い
でしょうか。

昼休み、このお寺での紅葉撮影は、今回が最後でしょう。今日は、異常に暖かかったですが、例年なら
クリスマス寒波がくる時期です。ということは、この後、寒波がくるのでしょうか。だとしたら、火の元には、
十分注意ですね。

ヒメツルソバは、ヒマラヤ原産、明治中期にロックガーデン用に日本へ輸入された植物だそうです。ヒマラヤ
の荒れ地が原産だからでしょう、非常に生命力に溢れているように見えます。コンクリートのちょっとした隙間
でも繁殖することができる。乾燥地にも強い。手入れ要らずのためでしょうか、繁殖しすぎて、今では雑草扱い
になっている場合もあるようです。花期が秋からということで、今は見頃でしょうか。野草の花が少ないときで
すので、ある意味貴重であると思います。ピンクの丸い花は、よく見ればかわいらしい。ソバという名称が入っ
ていますが、あの蕎麦とは関係なさそうです。ですが、赤蕎麦は、確かヒマラヤ原産、花がピンクなのは、ヒマ
ラヤつながりなのかもしれません。

昼休み写真の時間、最近は、よくヒメツルソバを撮ります。写真のヒメツルソバは、取り壊し予定のアパートの
塀際に咲いていました。塀際なので、落ち葉の吹き溜まりができやすい。取り壊し予定なので掃除をする人もい
ません。ヒメツルソバにとっては、落ち葉は、ウェットだし、吹き曝しにもなりません。これはどちらかという
と好ましくない環境かもしれません。でも、写真を撮る方からするとなかなか面白い。葉っぱは、これから紅葉
するようなので、しばらくは観察を楽しめそうです。

今日は、これから風雨が強まるようです。残っていた紅葉も完全に終わるでしょう。ヒメツルソバはますます
貴重な被写体になって、このブログにもあと何回か登場することになると思います。