「私にとっての写真は、ものの記録ということではなく、私自身の心の記録だと思っている。
したがって私にとっての被写体は、価値あるものではなくても、珍しい光景でなくても、その
被写体が私の心を映してくれる鏡でありさえすれば、どんな被写体でもよいわけだ。」(木原和
人写真集「光と風の季節」あとがきより)
特に有名な撮影地へ行っても行かなくても良い。自分の心にビビッとくる被写体なら、そん
じょそこらのありふれたものでも良いということですね。
雑草園のヤエドクダミ、まだしぶとく咲いてはいますが、きれいな個体がだいぶ少なくなりま
した。故に、このシリーズも今回で終わりにしたいと思います。今回の写真は、前回アップし
て以降に撮影した写真です。
不思議なのですが、昨年と比べて、花期が長くなったように感じます。1枚目の写真を良く見て
ください。9個の花がついていますが、隙間に枯れたはながちょっとだけ写っています。実はそ
の花がまず咲いて、その上に次々と咲いたのが写真の花です。メインの花の上に咲く花は、3-5
個くらいが通常ですが、9個は雑草園の新記録です。いやはや何ともすごいものです。こういう
状態は植物園などでは見られませんでした。(あったのかもしれないけど憶えていない)
写真は、今回すべて純正以外のレンズを使っています。OM用90㎜マクロ、EL-NIKKOR50㎜指風琴
レンズ、PENTAX Q10に8㎜シネレンズです。5月後半から2週間以上、長々とヤエさんまつりにお付
き合いくださいましてありがとうございました。また来年ですね。